【30号】震災後に売り上げが伸びたあるものとは!?
2011年、震災が起きたしばらく後に、東北地方であるものの売り上げが伸びたと言います。
そのある物とは、主に女性の必需品であり、
9・11テロの後にも米国で販売が伸び、
またリーマンショックのすぐ後にも販売が伸びたといいます。
これは偶然ではなく、社会・経済的な環境と相関した動きなのですが、
そのあるものとは何でしょう?
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答え
口紅解説
韓国でも最近の景気減速のなか、Amore Pacificなどの口紅の販売が
伸びているといいます。
阪神大震災の後にも口紅の消費は増加しました。
社会や経済環境が後ろ向きになる局面では、
口紅の販売が伸びるということが、
経験則的に見えてきているということです。
その背景には諸説ありますが、気持ちが落ち込むときこそ、
口紅をひいて前向きな気持ちになりたいという
心理的欲求の表れではないでしょうか。
かつ、気持ちを前向きにさせる道具としては、
2000円ぐらいで買える口紅は、懐にも優しいアイテムです。
米国では昔から“パワースーツ”、すなわち重要なミーティングや
シチュエーションでは、かっちりとした格好が本人に通常以上の
パワーと与えるという考え方がありますが、
誰しも見かけがしっかりしているときは気分も高揚するもので、
口紅がその役割を果たしているのでしょう。
ちなみに韓国では、口紅の他に、コンドームと焼酎が
売れているといいます。コンドームは、不景気のなか子供を
作らないようにしたい、もしくは不安なのでパートナーと
もっと関係を持ちたいという両方の解釈ができますが、
いずれにせよ、事実として販売が増えています。
焼酎は安く酔えるお酒の象徴で、
ビールなどからの経済的な理由からのシフトと言われています。
ちなみに、震災後、未婚女性3割強で結婚意欲が高まったといいます。
リクルートが発表したアンケート結果によると、
未婚女性の36%が「震災前より結婚したいという気持ちが高まった」と回答。
子どもをつくって自分の家族を守りたいと考えたことなどを理由に挙げており、
未曽有の大災害を経て夫婦や家族の絆があらためて見直されている。
また、このうち婚約中の人に結婚を決めたきっかけを聞いたところ、
12%が「震災をきっかけに結婚を決めた」と回答した。
この記事を書いた人
横山 龍太(株式会社ドーンマジック 代表取締役 / 放送作家)
1977年生まれ、熊本県天草市出身。
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