2016年12月18日
【40号】携帯電話を使った“優良客”獲得アイデアとは!?
レストランで、お互いの顔よりスマホを見ている時の方が長いのでは?
というカップルを最近よく見かけますが…。
そんな方々をちょっとドキッとさせるこんなアイデアをご紹介。
ロサンゼルスを基盤に事業展開するレストラン「Eva」。
そのEvaでは、携帯電話を使ったあるサービスを行っています。
しかし、携帯電話を使うと言っても、お客さんが携帯を操作して、
アプリやネットを介して行うものではありません。
「人と人との結びつきを取り戻して欲しい」というお店側の思いから、
そのサービスは打ち出されました。
その結果、お店と客の両方が気持ち良くなり、食事中の店内の雰囲気もよくなるという仕掛けなのですが、
その携帯電話を使ったサービスとは何でしょう?
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答え
食事中に携帯電話をお店に預けてくれたお客さんに割引サービス解説
「Eva」は今年7月から“食事中に携帯電話をお店に預けてくれたお客さんには、
一律飲食代を5%引きにする”というディスカウントプログラムを実施。
同店は「家族向きのアットホームなお店」であることを主眼に運営していることから、
食事中もメールやSNSのチェックに余念のない現代人に向けて、
「(リアルの場での)人と人との結びつきを取り戻して欲しい」という願いで当プログラムを企画。
メニューにこの方針を記載して以来、お客さんの5割近くが携帯電話をお店に預けているそうです。
こちらの取組はCNNやABC、AP通信をはじめとして非常に数多くのメディアで紹介され話題に。
世の中のトレンド、時流を捉えた上手なPR。
「人と人との結びつきを取り戻して欲しい」という、大義名分を持ちだし訴求している点が巧妙。
携帯電話が迷惑であれば、通常は「携帯電話を店内で使用すると3ドル請求します」という訴求になりがちですが、
PRとしてはこちらの施策が秀逸。
建前はみえみえですが、社会的にいい取組として信頼度がアップします。
何か「かせ」を作ることによるサービスで、“いいことをしてる感”を打ち出すことが、
お店のブランドアップにもつながると思います。
この記事を書いた人
横山 龍太(株式会社ドーンマジック 代表取締役 / 放送作家)
1977年生まれ、熊本県天草市出身。
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