【23号】チームを一致団結させるIKEAの採用方法とは!?
東京ディズニーリゾート(年間約2500万人)に並ぶ集客数を誇る家具チェーン店・IKEA。
多くのお客さんに対応するためには、従業員を雇用が重要となってきます。
そこで、採用の際、イケアが重視しているのが、地元在住者と育成なのです。
例えば、福岡店出店の際には、480人中、400人を締めました。
大量の採用になるゆえ、IKEAでは、チームを一致団結させる必要があり
そのため、採用の際、学歴や職歴よりもある基準を設けています。
では、その基準とは何でしょう?
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答え
家具が好きかどうか解説
「家での暮らしが好きか、家具が好きか」「イケアカラーを共有できるか」を基準に選考が進められる。
パートタイマーに対しても同様に、複数回の面接を通じて念入りに確認する。
そのため、従業員にはユニークな経歴を持つ人も多い。
それによって、チーム全員が目指すところが同じとなり、米国系企業に多い「同僚はライバル」という権威主義が無くなるという。
また、イケアでは従業員を「コワーカー」と呼び、正社員もパートタイマーも同じ。
パートでも意欲的であれば、正社員や上級職への道が拓かれている。
役職の上下に関係なく、下の名前やニックネームで呼び合うのも企業文化で、
フレンドリーさを出すことに成功しています。
いもづるアイデア
◎イケアでは、新店をオープンする際、「ホームビジット」(家庭訪問)を敢行します。
福岡店オープンの際も、近隣の家庭を数多く訪問。
その結果見えてきたのが「首都圏・近畿圏に比べて、昔ながらの小部屋が多く、間取りは広い。
クルマ通勤が多く、夜は自宅で過ごす時間が長い。
新宮町ではゴミの分別にも悩んでいる」といったこと。
これらを参考に、8つのホームセットと43のルームセットを設けた。
◎ルームセットで日本らしさの象徴が「畳の部屋」や「オタク部屋」を配置。
ただし家具のデザインや大きさは欧州で決めるため、
あくまでも北欧式の家具を日本の間取りに配置させる提案。
「畳の部屋にイケアの家具は合わない」という先入観を崩し、
お客さまにインスピレーションを与える提案しています。
この記事を書いた人
横山 龍太(株式会社ドーンマジック 代表取締役 / 放送作家)
1977年生まれ、熊本県天草市出身。
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